それでも戦い続けていられるのは、
きっと大切な人たちがあたしの後ろにいるから。
ゴーストなんて言う未知の生物に戦いを挑めず、
その存在すら普段は知ることもない彼ら、彼女らがいるから。
あたしは学園の能力者の中では弱い方。
でも一般の女子高生と比べればちょっと強い方。
せめて、なにも知らないままでいてくれる間に守りたかったけど、
やつらはあの手この手でその平穏を壊そうとしてくる。
知らなくてもいい現実を突き付けることが正しいというなら、
あたしはそれを真正面から否定して壊すために戦う。
だから、
お願いダーリン、弱いあたしを守って?なんて。
そんな事言ったって、見合う相手はいないけど。
今できる精一杯で頑張ろう。
……ただ今は、君を守れて良かったと安堵して、
一か月後に控える強大な戦いのためにレシピを睨んでおこう。
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